シュタインズゲート ゼロ part 6 亡失逆転のソリチュード1
世界が歪んでいた。
めまいが収まり、目の前の世界が色彩を取り戻す。
カエデとフブキが目の前におり、「パーティー楽しみしています」と言葉を残し二人は去っていった。
さっきの感覚から、世界線が変わったことを確信し、まゆりのことが心配になり、急いで電話をかける。
まゆりが電話にでて、ひとまず安心したが、油断はできないと考え、まゆりのバイトが終わった後家まで送ると申し出る。
スマホをみて、アマデウスのアイコンがあることを確認するも、先ほど無理やり対話を切ってしまったこともあり、わずかばかり躊躇があった。
通話してみると、怒っていると思われたが紅莉栖の口調を至って普通だった。
紅莉栖によると、先ほど岡部自身が紅莉栖に謝ったらしい。
いったい何が正しくて、何が間違っているのか、自分の判断に自信が持てなくなってしまっていた。
ダルに連絡し確認したところ、岡部が教授と真帆に報告へ向かう途中だったのは間違いがないことがわかった。
ここ数日の記憶にも特に、特に問題がなかったために、ただの立ちくらみではと思い込み始めていた。
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ホテルの一室にて、レスキネン教授達に報告を行っていた。
教授は、アマデウスの紅莉栖が岡部に対して恋愛感情のようなものを持ってくれることを期待していると、岡部に語る。
レスキネン教授がトイレに向かい、二人きりになると、真帆は紅莉栖のPCのパスワードを破るためのヒントがほしいと岡部に頼むが、「知っていても教えるつもりはない」と断った。
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まゆりのことが心配で、急ぎラボに向かう。
ラボには、るかとダルがいてちょうどるかが帰るところだった。
るかによると、柳林神社に客人が来るらしく、そこにるかも出席してほしいと頼まれているようで、帰宅してしまった。
鈴羽がラボに来て、ダルに問い詰められて、夜に出歩いている目的を話すことに。
1998年に、ここ秋葉原ではぐれてしまった「椎名かがり」を探していると
1998年には、2000年問題を回避するために向かったのだが、そこで自分からタイムマシンから飛び出してしまいはぐれてしまった。
細かいタイムトラベルを繰り返しながら探したが、今の今まで見つけることができていなかった。
かがりは、戦災孤児であり、まゆりが引き取ったことなどを話した。
ダルに頼まれ、岡部もかがり探しを手伝うことに。
真面目な話をしていたために、突然ラボに現れたまゆりに驚く。
岡部 「まゆりはまだまだ幼いーつまり幼女だと言っていたんだよ、な?」
ダル 「え? あ、そうそう。まゆ氏は幼女可愛い」
まゆり「うん、童顔だってよく言われるんだぁ。由季さんみたいに、おとなっぽくなりたいんだけどね」
なんとか誤魔化すことができた。
まゆりは、クリスマスパーティーのことで頭がいっぱいのようで、食べたいものや呼びたい人について聞いて回っていた。
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まゆりを家まで送った後、昼間の現象について考えていた。
何者かが過去改変を行ったのかもしれないが、今の自分たちには一切関係がない、考える必要のないことだと結論づける。
何気なく紅莉栖に連絡し、かがり捜索に関するヒントを求めてみたが、至極当然の回答しか得られなかった。
紅莉栖をクリスマスパーティーに誘おうとして、思いとどまる。
自分の行動を思い返して、それだけ紅莉栖が現実の存在と思い始めている自分に気が付くのであった。
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ラボでかがり捜索のことに関して、ダルや鈴羽と話していた。
警察の情報や、新聞の情報などをあたってみたが、進展はなかった。
図書館へ足を運んだり、かがりについての情報を探している中で、無意識に紅莉栖を起動していた。
図書館や新聞、警察のデータなどを調べていると答えると、
紅莉栖がそれらのデータを調べてくれたが、やはりそれらしい情報を得ることはできなかった。
紅莉栖と対話していると、フェイリスとるかと鉢合わせたために、アプリを一方的に切ってしまった。
二人にかがり捜索の協力を頼むことに。両親はずっと秋葉原に住んでいるため、岡部達が探すよりも期待が持てるのではないかと考えていた。
るかの山のような荷物を見て、柳林神社まで運ぶのを手伝うのであった。
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「はい、結構中途半端なところで切れてしまいましたね・・・。
オカリンは、今回の世界線の移動を認めたくない感じですね。自分は一切なにもしてないのだから心配しなくてもいいはずだけど、過去の経験もあってちっとも安心できないし、深入りしたくもない、そんな感じですね
この調子だと、再びタイムマシンに乗る決意を固めるのは難しいだろうね
鈴羽にも負い目を感じていて、理性では行くべきだと思っていても、精神安定剤を飲まないといけないほど疲弊しているわけで、アマデウスの紅莉栖に依存してしまいそうですな」
さて、今回はこんなところで、
ばいばい!